10年間払い続けた医療保険を解約した。

保険について書きましたが、この度10年間払い続けた医療保険を解約することにしました。それに至った理由を紹介します。
「高額療養費制度」って知ってますか。
解約した理由の最大で唯一の理由がこれ。保険を探している中で知りました。何かというと1ヶ月で上限額以上の医療費を支払った場合、それを超えた額が戻ってくるという国の医療保険制度の一つ。
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
ちょっと詳しく見ていこう。気になったところをピックアップしていく。厚生労働省のホームページからダウンロード出来る資料に分かりやすく書いてあったので詳しく見たい方は是非そちらを見たほうが良いです。
対象の医療は?
保険適用される診療に対し、患者が支払った自己負担額が対象
高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
つまり殆どの医療費に適用される。がん治療も殆どの場合適用対象。ただいわゆる先進医療以外は対象か。
上限額は?
80,100円+(医療費-267,000)×1%
高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
これが結構肝。なお上限額とは支払う額の上限のことであり、制度が適用される額の上限とかではない。(医療費が高すぎて制度が適用出来ない、というわけではない。)
上記の金額以上の医療費は1か月間で払わなくて良い。額は年収によって変わるが、上記は 年収約370~約770万円 の場合。計算式からだいたい分かると思うが上限額(自分が払う金額)はだいたい10万円ぐらいになる。
回数は?
無い。しかも適用回数が多ければ多いほど上限額が下がる。つまり戻ってくる金額が多くなる。
過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は、4回目から「多数回」該当とな
高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
り、上限額が下がります。
受け取るには?
ご自身が加入している公的医療保険に、高額療養費の支給申請書を提出または郵送することで支給が受
高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
けられます。
受診した月から少なくとも3か月程度かかります。
高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
簡単そう(小並)
民間の医療保険との違い
上限額以下では普通に支払いが発生する。
あくまで上限額を超えた額だけが戻ってくるだけ。
先進医療が対象外
一番の違いは先進医療の保険が無いところでしょうか。先進医療について見つけた記事をちょっと紹介しておきます。
健康保険の診療で認められているレベルを超える最新の医療技術のうち、厚生労働省が定めた医療行為のことをいいます。
“先進医療”ってどんなもの?“先進医療特約”は、絶対つけるべき??
1年間で先進医療を受けた全患者数は14,505人、そのうち、高額治療の代名詞ともいえる“重粒子線治療と陽子線治療”は合算して2,381人(表より)と、全体の16%程度にすぎません。
“先進医療”ってどんなもの?“先進医療特約”は、絶対つけるべき??
先進医療は高額なものばかりでない
「先進医療特約」は必要?迷っている人が押さえるべきポイント
先進医療の保険が不要と判断したポイント
- 先進医療にあたる治療が少ない。
- 先進医療が必要でも高額なものは少ない。
- 患者数が多いなどの理由でその医療行為が有用と判断されれば健康保険の対象になる可能性もある。

すでに保険料を払っている。
これの財源は国民の殆どが既に払っている社会保険料です。社会保険料を払うことで得られる恩恵は医療費の負担が3割になることだけだと思っていましたが、民間の医療保険に匹敵(それ以上かも)するものも使えたのです。払っているのだからこれを使わないのはマジで勿体ない。
まとめ
以上のことから医療保険は解約することとした。ただ「高額療養費制度」で補えきれないリスクがあるのなら、そのリスクを抑える民間の医療保険に入るのは良いと思いますが、現状独身奇族にはそれが見当たらないので民間の医療保険は解約することとした。

話はちょっと変わるが、国の制度にはアンテナをしっかりと張っていたほうが良いと改めて感じた。2年くらい前に投資を始めた際にも iDeco や Nisa をそのときになって初めて知った。そして今回は保険のことを見直して色々調べているうちに「高額療養費制度」を知った。知らないとマジで損するところだった。いやすでに10年間知らずに払い続けて損してましたけど。(結果論)
おまけ
医療保険に月額3800円を10年間払っていたわけだが、これを年利3%で積み立てていた場合、評価額531,017 円(運用利益は 75,017 円)でした。