己を滅して鬼を斬る!「鬼滅の刃」の魅力を語る!
こんにちは、kure-naiです
皆さんは「鬼滅の刃」という漫画をご存じでしょうか?
普段、漫画を読まない人も作品名を聞いた事がある人は多いのではないでしょうか。
非常にクオリティの高いアニメ化もされ、昨年一気に注目度が上がりました。
僕は初期の頃から追っていましたが (突然の古参アッピル)、ここまで爆発的に人気が出るとは思いもしませんでした。
よく「執着心が服を着て歩いてる」「地獄のような嫉妬心」「独占欲の擬人化」等と揶揄される僕ですが、良い作品はやはり広まって欲しいので今日は「鬼滅の刃」の魅力について語ります。
王道を征く内容
「鬼滅の刃」は週刊少年ジャンプで好評連載中の作品です。
ジャンプと言えば少年漫画ですね!
果たして鬼滅の刃はどうでしょうか…?
~あらすじ~
時代は大正。
主人公・炭治郎は鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子(ねずこ)も鬼とされてしまう。
炭治郎は、妹を人間に戻す方法を求め、仲間とともに命がけで鬼と戦う道を選ぶ。
とんでもなくベタです、もうベッタベタ!
奇をてらった設定や展開の作品が増える中、ド直球な王道ストーリー。
しかも炭治郎は元々は炭を売って暮らしていた一般人。
そんな炭治郎が人外の敵と戦うには、それはもう血反吐を吐くような努力が必要になります。
そう!人気作品ですら退屈だと言われやすい修行パートです!
これを最序盤に突っ込んできます。
自殺願望でもあるのかと思いました。
しかし「鬼滅の刃」はその展開を見事やりきりました。
「友情・努力・勝利 辛勝」の三原則を守った、完璧な少年漫画の誕生です。
魅力的なキャラクター
この作品はよく第一印象を悪くする事で後に評価を一転させる手法を多用しています。
キャラを印象付け、愛着を持たせるには非常に効果的ですよ(誰目線?)
例えば、↑の煉獄杏寿郎というキャラは初登場時、鬼である妹を庇っていたという理由で炭治郎を問答無用に処刑しようとします。
「お前が炭治郎の何を知ってるんだよ!変な目しやがって!」
もう読者からの印象は最悪でした。
しかしこの煉獄さん。今ではトップクラスの人気キャラです。
話が進むと、上述のシーンも確かに煉獄さんの反応が尤もなのだと解ります。
「炭治郎の言い分が勝手すぎる。キリっとした目も格好いい」
読者の手のひらは電動ドリル並にフル回転です。
このように、印象を二転三転させつつも軸のブレないキャラ作りが巧み!
彼らは決して舞台装置ではなく、あの作品の中で確かに生きているのです。
特徴的な台詞回し
この作品、大正時代という事を踏まえてもちょっと…いや、かなり台詞回しが独特です。
例えば第1話、家族を失い絶望する炭治郎に向けてあるキャラが放った台詞。
生殺与奪の権を他人に握らせるな!
惨めったらしく蹲るのはやめろ!
そんなことが通用するならお前の家族は殺されてない!
奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が、妹を治す?仇を見つける?
笑止千万!!
弱者には何の権利も選択肢もない!
悉く力で強者にねじ伏せられるのみ!
初っ端から飛ばしすぎである。
あえて発破をかけ叱咤する事で励ますというのはよくあるけど余りに厳しい。
このシーン、アニメでは櫻井さんが熱演してくれるので必見です。
他にも炭治郎が戦いの最中、自身を奮起させる場面も人気が高い。
炭治郎のブレない姿勢、生き様や実直さがよく表れた台詞です。
思わず読者も自然と応援してしまいます。
頑張れ!炭治郎、頑張れ!
他にもどこかズレた、それでいて印象に残る台詞が沢山あります。
この台詞回しこそが鬼滅の面白さを支える一番の魅力なのではないでしょうか。
まとめ
グダグダ語りましたが、少しでも気になった人はまずアニメを見ましょう!
絶対に損はさせません
自分がこの記事を書いたのもアニメが余りに素晴しかったからです。
映像・演出共にアニメ史に残る完成度でした。
久々にアニメって本当に良いものだなっと思えましたので皆さんもぜひ見てみてください!
失っても、失っても、生きていくしかない
どんなに打ちのめされても、守るものがある
終わり