筑波8時間耐久レースinサマー 33th

8月10日(土)に筑波8時間耐久レース に参加してきました。今回はその筑波8時間耐久のレースを紹介します。

筑波8時間耐久レースとは

筑波8時間耐久レースとは、筑波サーキットで開催されるチームでメンバーを交代しながら8時間を走り続けるロードバイクレースです。今年で33年目になるということで非常に歴史あるレースです。(はいここで”33”という数字を覚えておいてください。)

公式HP: https://www.jccerc.info/

8時間耐久と聞くととんでもなく過酷な感じがしますが、チームで 4~6 人で走るので一人当たりの走行時間の合計は1.5〜2時間くらいでです。しかも交代は何回でも可能なので疲れたら自由に戻って交代出来ますので初心者の方でも気軽に参加出来るレースだと思います。

春と夏と秋と、1年で3回開催されており今回は夏のレースとなります。

今回の結果

アニバーサリー賞

クラス別で33位でした。はい、ここで”33”来ました。開催33年目ということで33位ながらアニバーサリー賞というものを頂きました。

他チームいないし副賞も頂く前なので、表彰始まる前にふざけて撮った写真に見えてもしょうがない。

一応入賞ということで表彰台には立たせて頂きましたが、表彰で集まっているチームの中では一番低い順位であることは間違いなく、どこか恥ずかしかったです。

クラス毎にある賞なので他にも2チームが受賞しているはずなのですが既に帰ってしまったのか、アニバーサリー賞を受け取ったのは自分達のチームだけでした。(それがまた恥ずかしさを増した。)

レースの振り返り

第一走

Time: 44:22, Dest: 32.29km, AveP: 163W, NP: 205W

今回はスタートライダーとして第一走を走らせて頂きました。筑波8耐は一斉スタートです。同時に200人近いライダーが一斉に走り始めます。

200人もいると最初と最後でホームストレートの半分くらいの差があるので後ろのほうだとトップ集団に入るのはとても難しいです。私達のスタート位置は48番だったので割と良い位置だったのですんなりトップ集団に入ることが出来ました。

ちなみにスタート位置は一部の例外を覗いて基本はゼッケン番号順で、ゼッケン番号は(恐らく)申し込み順で決まるので、申込み時から既に戦いは始まってますw

ずっと集団の真ん中ぐらいでヌクヌクして15週くらい走ってピットインして次の走者に交代しました。ずっと中でヌクヌクしていたので脚が残っていたのでタイムアタックばりに最後の周回は集団から逃げて10秒くらい差をつけてピットインしました。が、たかだか10秒くらいじゃ次の走者がその集団に追いつけるわけもなくただの無駄脚でしたねw

ピットインすると30秒〜40秒くらいのロスが発生するので、そのぐらいのタイム差で後ろに集団があるとピットインするには絶好のタイミングなのですが、まあそう簡単には行かないですね。

第二走

Time: 28:24, Dest: 18.93km, AveP: 205W, NP: 236W

今回は5人チームだったので、だいたい2時間ぐらい休んでの第二走。第一走のときに比べて気温が上昇し非常に暑い。暑さで体力を持っていかれる。

そして第二走のスタート。後ろを振り向くと7〜8人のいい感じの集団がいたので待って乗る。乗るというか自分の後ろに集団がついた。自分はスタートしたばかりで脚リフレッシュしているのでそのまま暫く引いてその後はローテーション。

第一走のときと違ってしっかりローテーションして何度か引いたので30分ぐらいでピットイン。ボトルは空だった。暑い。

第三走

Time: 25:49, Dest: 14.69km, AveP: 181W, NP: 219W

暫く一人旅の回。

だいたい走っていると何人かが集まって集団になるのですが、今回も5〜6人の集団にはなった。しかしそのくらいのタイミングで背中に違和感を覚える。

別に桜木花道の背中のピキとかじゃないです。粘着テープでウェアに貼り付けたゼッケンが剥がれそうなのである。

選手生命が終わる程のことじゃないですが、流石にゼッケンが無い状態でレースは走れないので、走りながら手で接着しなおすことを繰り返しながら走る。だた一度剥がれたものを何度手で抑え直しても一時凌ぎにしかならず、すぐに剥がれる。しまいにはほとんど片手で走っている状態である。後ろの人も怖かったと思う。

こんな状態で走るのも危ないのでゼッケンを剥がす。そしてピットインする。

あと一走は残っていたので粘着テープではなく大会から頂いた安全ピンでしっかりとゼッケンを止めた。

第四走

Time: 1:02:29, Dest: 25.65km, AveP: 114W, NP: 171W

第四走でラストライダー。

レース終了30分前になるとピットロードが閉鎖となりピットインが出来なくなるため強制的に30分以上を走ることになる。またラストスパートのためにもラストライダーの体力を温存するためこの時間付近に走者の交代させるためピットは騒がしくなる。

ピットロードの閉鎖3〜4分ぐらい前にチームメンバーがピットインしてくる。絶妙なタイミングだ。ゴールに向けてスタートする。

また一人旅だ。

2周くらい経ったところで、恐らくトップ集団が来てくれたので乗る。この状態でゴールを目指す。最終回だけど付いていく分には十分な脚は残っていた。落車だけには気をつけて走っていたらここでアクシデントである。

フロントのギアがインナーに急に落ちて戻らなくなった。

何度レバーを引いてもフロントギアはうんともすんとも言わない。当然パワーがバイクに伝わらずスピードも落ちて集団から見る見る離れていく。もうフロントはインナーであることは受け入れリアをトップに入れて再加速した。辛うじてまだ追いつける距離だったのでなんとか集団に復帰した。

しかしフロントはインナーである。インナーでスプリントとか何の冗談だよ、とか思いながら余裕があるときにアウターに戻してみようとするがやっぱり何も変わらない。

そして遂に最終周回。最後のスプリントに向けて駆け引きが始まる。若干のペースダウン。バックストレートの終わり際からスプリント体勢に入るライダー達。

自分もスプリント体勢に入る。インターで。

踏んで踏んで踏みまくる。インナーで。

何人かを抜かしただろうか。抜いたチームが同周回かは知らんが。とにかく無事にゴール。ウィニングランから戻りチームメンバーに迎えられ8時間の耐久レースが終わった。

インナーである。

最後に

アクシデントは何度かあったが、途中で脚がなくなることもなく最後まで行けたし、運良くアニバーサリー賞も取れたのでw自分の中では割といい結果かな。

次回の秋も勿論参加。ただまずはバイクのメンテナンスかな。そしてやっぱり練習練習練習。

ロードバイクレース

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