「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見てきました。(ネタバレあり)
休みを貰って公開初日から「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見てきました。序が公開されてから何年だ?確か大学生だった気がするのでもう10年以上前かな。一つのシリーズが完結するまで10年掛かるようなコンテンツは中々思いつかない。(FF7R がそうなるのではないかと独身奇族の中で話題です。)
そんな「シン・ヱヴァンゲリオン」ですが、序と破は非常に素直でハイクオリティな映像作品で特に難解なストーリーでもなく楽しめた記憶がありますが、Q で一気に置いてかれた感じ。そんな状態で何年も待たされて満を持して公開された今作なわけですが、結論から言うと「非常に綺麗に終わったな」という感じでした。
以下ネタバレを含みます。
非常に簡単に言うと貞本義行の漫画版エヴァンゲリオンのような終わり方でしょうか。要はハッピーエンド。終わりの感じが似ているだけで過程は大分違いますが。
前半は、Q の答え合わせって感じでしょうか。なぜ Q のような世界になったのか、割と平和なやり取りの中で分かってきます。前半はまったりしていて気楽に見れた。
そんな中でシンジくんが段々と主人公を取り戻してきます。破後半でめっちゃカッコよかったシンジくんが、Q は見る影もなくなり、今作でも前半は見ててイライラするぐらいのヘタレっぷりでしたが、やっぱり主人公です。
主人公覚醒したシンジくんですが、ゲンドウお父さんと決着をつけに行きます。決着というかまずは、ゲンドウの真意を確かめに行く感じかな。「妻に会いたいってだけでここまでする?」ってマジで思う。ブリッジにいるピンク色の髪の子も劇中で言ってましたけど「マジでエゴ」だと思う。
そんなゲンドウお父さんに納得出来ないシンジくん(と大勢、というか冬月以外の全人類かな)はお父さんに戦いを挑む。結果的にゲンドウお父さんは初号機の中にいたユイお母さんと出会えて、シンジくんもそんなゲンドウお父さんの気持ちも理解出来て、めでたしめでたしって感じでしょうか。
今作まで見て思ったのが、テレビや旧劇、漫画などのエヴァンゲリオンに比べて、シンジくんとゲンドウ、息子と妻を無くした父との関係を全面に出してきたのだ「シン・エヴァンゲリオン」だったのかなってこと。ゲンドウがより息子のシンジくんを見ていれば、エゴ塊ゲンドウも生まれなかったんじゃないだろうか。俺も気をつけよう。息子とはしっかりと対話する。息子どころか結婚もしてないけど(´・ω・`)。
本質とはズレるけど、ちょっとロボットアニメ的にグッと来たシーンがあります。アスカの中に第9使徒(アスカ搭乗のエヴァ4号機を乗っ取った奴。)の力が残っていて、それを眼帯外して開放・使徒化してパワー爆増。かつて自分を乗っ取った力を逆に利用って。これカッコ良すぎるでしょww
初見じゃすべてを理解しきれていないと思うが、総じて良い映画だなって印象でした。個人的には破とQの間、ニアサードインパクト(劇中ではニアサーって略してたけどw)周りの話をスピンオフとかでやってほしいけど、望みは薄いかな。